９月に初めてカレーうどんとともに鶏ささみ天をいただいて、その美味しさに感動したのですが、再度味わいたくなり先日「福来たる」に再訪してきました。
今回は、鶏ささみ天が別盛りになっている「鶏ささみ天うどん」を注文することに。メニューを見ていると脂かすうどんを発見。京都では、天かすは普通にうどん屋さんのメニューにありますが、脂かすはあまり見かけません。なので久しぶりに味わいたくなりトッピングで追加してみました。
「天かす」は、
天ぷらの衣。海老天とかを揚げた時余分な衣が剥がれ揚げ油に浮かんでいるものを、天ぷらをあげた時の残りかすの意味で「天かす」と呼んだのでしょう。
「脂かす」は、
牛ホルモン（油の乗った腸）を細かく刻んでカリッと揚げたもの。腸からラードのような油を熱して取り出した跡の残り滓のようなものなのでしょうか？（想像なのですが）個人的な感じなのですが、脂かすは大阪でうどんやお好み焼きを食べたときによく入っていたようで、京都ではあまり馴染みがないように思います。「脂かす」は、カリッとしてうどんやお好み焼きに入っていると、じわっと旨味がにじみ出てくる食材のイメージです。
で、出てきたのが写真のおうどん。 店員さんによると、間違って牛肉もトッピングしてしまったらしく、そのまま頂くことに。（お代はそのままだったようで、得しちゃいました。）トッピングされている脂かすは、イメージしていたカリカリとしたものではなくて、ぷりっとした脂の部分が残っているしっとりしたホルモンの唐揚げを刻んだ感じのものでした。
脂かすの油がツユの表面に浮いていて、牛肉とともに結構ギトギト感のあるおうどんです。多分素材がいいのでしょうね。油のひつこさはなくどちらかと言うとあっさりしており、今までにない味わいを体験できました。鶏ささみ天は、初回ほどの感動はありませんが安定の美味しさです。おうどんには一本２００円でトッピングできるようなので、必ず注文する定番アイテムになりそうです。
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